当協会の技術委員会では、これまでに『風と金属屋根』並びに『金属屋根の性能確認』を編集・発行し、荷重の算定や屋根材の強度計算・断熱性能計算などに対する考え方を整理してきました。
併せて各種の計算様式を提案し、金属屋根業者自らが屋根の安全性や性能の確認などを行える態勢を整えてきました。
これらの計算様式の中で、風圧力の算定については、建築基準法の改正により計算が複雑化したことに対応して、2002年に『風圧力算定ソフト』を作成しました。他の計算様式についても「ソフト化してほしい」との要望が数多く寄せられたことに対応して、2004年に風圧力、積雪荷重の算定、屋根材の強度計算、断熱性能・排水性能計算などが簡単に実行できる『屋根を調べる』を作成しました。
『屋根を調べる2008』は、昨年度改定した『鋼板製屋根構法標準 SSR2007』に準拠しています。また、『2008』では、風圧力算定ソフトで用語の修正を行ったほか、耐風強度計算及び耐積雪強度計算に折板屋根の単純梁の強度計算を追加しています。野地板強度計算におけるデータを最新のJIS規格に適合させています。
価格は会員の方が4600円、非会員の方が5600円です。いずれも税・送料が別途かかります。ご希望の方は、お名前、住所、電話番号等を明記の上、FAX(03-3639-8932)にてお申し込みください。
『屋根を調べる』には、以下の計算ソフト並びに参考図書が含まれています。
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[風圧力算定ソフト]
1.屋根・外壁などの外装材用の風圧力算出用です。構造骨組用風圧力の算出はできません。
2.負圧の計算専用です。 正圧の計算はできません。
3.平均速度圧の算出式は、簡略版を使用しています。
[積雪荷重算定ソフト]
本ソフトは、建築基準法施行令第86条の規定に基づき作成しました。
[屋根性能計算ソフト]
屋根材や部材・ファスナーの強度計算や断熱計算、排水量計算などが行えます。
[工事管理報告書作成ソフト]
金属屋根工事技士の方々が工事管理を担当することを元請等に知らせる工事管理者届出書と工事管理が終了したことを報告する工事管理報告書を簡単に作成することができます。工事に使用した材料などの詳細が記録できるリストBも自動的に作成できますので、工事経歴書としても利用することが可能です。
[金属屋根の性能確認]
当協会が発行した図書である『金属屋根の性能確認』をPDFファイル化したものです。@積雪荷重、A断熱・結露、B遮音・吸音・防音、C雨量・排水量性能について詳しく解説してあります。 |