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断熱亜鉛鉄板委員会

折板屋根にできること

折板屋根の諸性能

2-遮熱性能(遮熱塗装鋼板の優位性について)

地球温暖化やヒートアイランド現象の緩和など環境に配慮した鋼板のニーズが高まり、遮熱塗装鋼板は広く普及しています。遮熱塗装鋼板とは太陽光の波長で温度上昇に寄与する赤外線領域(780nm ~ 2500nm)の波長を選択的に反射する顔料を塗膜中に分散した塗装鋼板で、表面の温度上昇を抑制します。2008 年、塗膜の遮熱特性評価のためのJIS である「塗膜の日射反射率の求め方(JIS K 5602)」が制定されました。2012 年には「塗膜溶融55%アルミニウム- 亜鉛合金鋼めっき板(JIS G 3322)」等の塗装鋼板のJIS における高日射反射率を示す塗膜の種類として「4種、5種、6種」が追加され、「明度40 以下で、かつ日射反射率が40% 以上」と定められました。遮熱塗装鋼板と断熱裏打材を組み合わせた鋼板製屋根は日射による温度上昇を抑制することが可能で、空調費の削減やCO2排出抑制によるヒートアイランド現象の緩和などに有効とされています。

顔料による反射率の違い

遮熱塗装鋼板の施工例と表面温度測定例(堺市、晴れ、外気温:32℃)

遮熱仕様プレコート鋼板の施工例と表面温度測定例

(金属の屋根と外壁  LLM2017 より抜粋)

サーモグラフィーでの調査例:遮熱塗装鋼板は従来塗装鋼板よりも表面温度が低いことが分かります。

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